「けど」
と、長い髪の女が横から言った。
「万葉集の水占は、清き瀬ごとにとあって、川でおこなわれたのでしょう? それに伴信友は『正ト考』で水占は縄を使うものだろうと言ってますけど・・・・・・」(火の路・松本清張より)
*水占・・・他に例がなく方法はわからないが、川に縄のようなものを張って、それに引っかかる物によって吉兆を判断するのが水占だろうといわれている?
*伴信友・・・江戸時代の国学者。(1773~1846)
本日の木津川、城之越遺跡近く。
メモ/朝日文庫「邪馬台国」より、殯(もがり)について。